看護師が転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントは見極めが肝心

看護師が新薬開発の治験コーディネーターへ転職するなら、転職エージェントを利用すべきです。しかし、転職エージェントは玉石混合となっており、最初に質をしっかりと見極めることがとても重要です。転職エージェントを利用して良かったと感じている人は大勢いる一方で、転職エージェントを利用したことを後悔している人もいます。登録後毎日のように電話がかかってきて、希望などまるで無視した求人をしつこく紹介されて困ったという事例や、勝手に応募を決めて面接までセッティングしてしまうといった信じられないような事例も発生しています。
転職エージェントを利用して後悔する理由として考えられるポイントは2つあります。1つは、「悪質な転職エージェントに登録している」というものです。2つ目は、「悪質な担当者に当たってしまった」というものです。転職エージェントそのものが悪質だと、ブラック求人を紹介したり営業がしつこかったりして強いストレスを感じます。転職エージェントそのものはホワイトでも、担当者が悪質なら悪質な転職エージェントを利用しているのと同じストレスを感じるでしょう。では、どうすれば良質な転職エージェントを見極められるのでしょうか。

良質な転職エージェントの選び方

看護師専門の転職エージェントを利用するなら、利用者のクチコミを調査して看護師の満足度が高いところを選びましょう。ネット上に散乱しているクチコミを全部鵜呑みにするのは危険ですが、あまりにも悪いクチコミが多いようならその転職エージェントに何らかの問題がある可能性もあります。
扱っている求人の量や質の確認も重要です。転職エージェントの公式サイトには公開求人が掲載されていることがほとんどなので、どのような求人が掲載されているかはある程度わかります。公開求人を見ただけでブラック求人かどうかを判断することは難しいかもしれませんが、著しく評判の悪い病院などの求人が掲載されているなら注意が必要かもしれません。自分で調べてわかる範囲を大まかに把握したら、担当者と面談をしてから見極めを行います。複数の転職エージェントに同時期に登録すれば、各社のサービスや求人の量と質、担当者の質や相性を簡単に比較できます。最終的には1社から2社にまで絞り込む必要がありますが、最初は少なくとも3社程度登録してみることをおすすめします。担当者との相性が合わないと感じたら、登録を解除する前に担当者変更を依頼してみましょう。大切なのは、担当者に対する違和感をずっと我慢しないことです。転職エージェントや担当者選びさえうまくいけば、自分の希望やスキル、経験に合った転職活動に専念できます。